虫歯になるには、それなりの原因があります。削って詰めるだけでその原因を解消しなければ、また同じように虫歯ができてしまうことになります。そのため当院では、例えば虫歯と非常に密接な関係にある「唾液の分泌量」や「唾液の成分」「口の細菌培養」などを調べ、一人一人の原因を見つけます。その上で問題があればそれを解消するようにしています。
唾液が少ない場合、子供であればきちんと噛んでおらず唾液腺が発達していない可能性が考えられます。また、中高年の場合は、高血圧や心臓病などのお薬の影響で唾液が出にくくなっていることがよくあります。こういった原因をきちんと見極めた上で、内科などのかかりつけ医の先生とも連携しながら、虫歯にならないための根本的な予防対策を行っていきます。