顎関節外来

顎関節症とは

顎関節症とは
  • 口が開かない、開けづらい
  • 口を開ける時に痛みがある
  • 口を開ける時に音がする
  • 顎がスムーズに動かない

これらの症状がある状態のことを、顎関節症と言います。悪化すると口を動かさなくても顎の関節に痛みが出て、仕事や勉学など、生活に支障が出てしまうこともあります。桐歯科医院は顎関節症の専門的な治療を行っていますので、気になる方は早めに治療するようにしましょう。

顎関節症の原因

顎関節症は主に4つの病気の型があります。

  • 顎の筋肉に問題がある、筋肉に負担がかかり過ぎている
  • 顎の関節が捻挫している
  • 顎の関節にあるクッション材(関節円板)がズレている
  • 顎の関節がリウマチなどで変形している

まずは、顎関節症の病気の型を見極めることで、適切な治療が可能になります。

顎関節症の治療

顎関節症の治療

顎関節症の病気の型の中でも、最も多いのが筋肉の問題とクッション材(関節円板)のズレです。そして、それを起こす原因として、上下の歯の接触時間が長いことが考えられます。多くの方は、上下の歯が接触しているのが正常な状態だと考えているようですが、実際は1日の中で上下の歯が噛み合わさっている時間は、1時間未満です。それよりも接触時間が増えると、顎を動かすための筋肉に負担がかかったり顎関節部の負担過重となり、顎関節症になってしまいます。

まずは上下の歯を接触させないことを意識していただくだけでも改善していきますが、寝ている間など、どうしても無意識のうちに食いしばってしまうことがあります。そのため、必要に応じてマウスピースを作成し、就寝する際はそれを装着していただくようにしています。また、スポーツをされている方や楽器(特にバイオリンなど)を演奏される方は、歯を噛みしめることが多いため、競技・楽器をプレーする時用のマウスピースもお作りします。

また、顎の筋肉の緊張をほぐすマッサージをしたり、痛みを取るお薬を処方したりと、その方の原因と症状に合った治療を行っていきます。

こんな方は要注意

口を開ける時にカクカクと音が鳴る、こういった症状がある方は顎関節症の予備軍だと言われています。今はまだ痛みがなくても、上下の歯の接触時間が長くなっていくと、顎関節症が引き起こされる可能性が高くなります。口を開ける時に音が鳴る方は、必要な時以外に、歯を噛み合わせないように意識しましょう。